社会人になってからのアルバイト

私は、高校卒業後、地元の小さな金融機関で7年ほど勤務していました。
入社当時は、まだ、バブルの名残もほんの少しだけあり、結構待遇も良かったのですが、だんだん、不況と共にその波引いていってしまい、やれ査定だ、ボーナスカットだ、○○の誰々さんがリストラされだ、そんな暗い状況となってしまいました。
私自身は、自分に降りかかった物は特になくいつもと変わらず、平凡な毎日を送ってましたが、何か心の中で「虚無感」というかこのままつまらない人生を送るのか?とある日を境に思い始めました。
そうなると、もう気が大きくなり、辞書を出してから、他部署にも回されましたが、結構あっさり退職まで行けたような気がします。
そこから、私のアルバイト人生がはじまります。
まず、仕事を探すのに必死の毎日で、求人誌を買ったり、持ってきては、1日中にらめっこ・電話の繰り返しです。
人間、面白いもので、本来、こういった作業を不得意とする私でも慣れるもので、気が付けば必死に食らいつき、なんとか面接までこぎつけられました。
今までとは全然、畑違いの飲食店のホールの仕事だったのですが、「これも経験」と思い飛び込んだ結果、そこの店主がとてもフランクな方で、無事採用されました。
次の日からと言う事だったので、2つ返事でOKし、ランチタイムに入る事にしました。
これがまた、オフィス街にお店があるので、お昼が忙しく、てんてこ舞いです。
ある程度、レクチャーは受けてはいましたが、細かいことはやはり判らず、聞かれても聞きに行く、そして伝える、覚える。でくの棒です。といった感じが続きました。
もちろん、自分から疑問に思う事は聞いても行きますが。この辺を怠らなければ、業務的な、接客的な事は、大丈夫かと思いました。
ランチで大分慣れると、夜、シフトで空いてる所に出て欲しいと言われます。
後、大変だったのは、料理、ドリンクを覚えないといけない事。
それも、お客様に説明できる様にです。
ドリンクの作り方も覚えなければなりません。
でも、何と言っても一番きつかった事は、立ちっぱなしで腰や、足に負担がかかることでしょうか?
一日通しで入った日には、もう、体が悲鳴を上げます。
でも、これも慣れればなんて事なくなるので、人の順応性ってすごいなと思います。
お給料は、やはり、期待できるほどではありませんでしたが、これと引き換えに「やりがい」や「仲間」「お客様からのお喜び声」等、今になって思えば、体を駆使しただけの収穫はあったなと思います。
若かったから出来る事かも知れませんね。

 

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